リサイクル可能な弾性素材|エネルギー管理はBEMSに任せよう|ビルへの導入のために
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リサイクル可能な弾性素材

資材

熱硬化性と熱可塑性の違い

弾力性を発揮する最も代表的な素材として知られるゴムには、大きく分けて天然ゴムと合成ゴムの2種類があります。現在では樹脂を原料とする合成ゴムが主流ですが、いずれも熱を加えると硬くなる熱硬化性を持つのが特徴です。ゴムの製造には加硫剤を使って加熱する架橋の工程が欠かせず、加工にはそれだけ大きなコストが発生します。ゴムに替わる新しい弾性素材として注目を集めているエラストマーは、熱を加えると柔らかくなるという熱可塑性が大きな特徴です。加熱に伴って素材の分子が流動性を示すため変形や成形が可能になり、冷却することによって元の弾性素材としての性質を発揮します。高い耐熱性が求められる場合の部品には向きませんが、自由な成形が可能な点でエラストマーはゴムよりも大きな可能性を秘めているのです。エラストマーを製造する際にはゴムのように架橋工程を必要としないため、製造コストの面でも有利となります。用途に応じた多彩な形状をインジェクション成形によって加工することが可能となり、応用範囲が広い点もエラストマーの特徴です。ゴムとプラスチック両方の特性を併せ持つエラストマー製造技術が向上し、多くの分野で利用されています。

熱可塑性でリサイクルも可

ゴムにはないエラストマーのもう1つのメリットとしては、リサイクルが可能な点も見逃すことはできません。ゴムは熱を加えると硬くなってしまうので自由成形できず、基本的にはリサイクルが困難なのです。限られた資源を有効活用して地球温暖化を抑制するのが21世紀の世界的潮流となっており、弾性素材の分野でもゴムからエラストマーへの移行が求められています。ゴムよりも軽量化が可能な点もエラストマーの利点として挙げられ、耐熱性が要求されない部分の機械部品では置き換えも進んでいます。自動車部品や電気製品・医療機器など多くの分野での利用が加速しており、製品全体の軽量化に大きく貢献しているのです。優れた特性を持つエラストマーは文房具や家具・台所用品・スポーツ用品など、身近な製品にも多く使われるようになりました。スチレン系素材やポリエステル系素材・オレフィン系素材・ポリウレタン系素材といった種類によっても性質が異なり、用途に応じた種類を選べるようになっています。どのような素材が特定の用途に向いているかという点について詳しい情報を知りたい場合には、エラストマーを製造しているメーカーに問い合わせてみるといいでしょう。